短歌と日々の想い

自作の短歌と日々の想いを書いています。

2019年07月

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ブラックジャック通称スカシユリ
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万葉公園の滝

 久々に陽の差す庭にスカシユリ白蝶の舞えば夏の来たると

 いにしえの歌を訪ねて湯河原の万葉公園初夏の道

 苔むした石段登ればゴーゴーと滝のしぶきに虹の輝く


 かたぶきてたてるを見れば人しれず物を思うや姫ゆりの花
            いづる              香川景樹
 足柄の土肥の河内に出る湯の世にもたよらに子ろが言わなくに
                       「湯河原の湯の事」  詠み人しらず



先日私が温泉にいきたいなあ~とつぶやいたら、娘がそれを聞いて、では行こうかと言う事になり、近場でないと私の体が言う事を聞いてくれませんので、湯河原に行ってきました。
ひなびた温泉街ですが都会に長くいますと、そんな街が恋しいのです。
万葉公園あり、不動滝あり、美術館あり、島崎藤村が療養しながら詩歌を詠んだ家ありで、勿論温泉にもたっぷりつかりました。又、万葉公園は何人かの文豪が集まって造った公園と聞きました。
数々の文豪の歌碑も沢山あり、滝は大変素晴らしくて息を吞むと言う感じでマイナスイオンを
存分に吸ってきました。
又行きたいね、と話しながら帰ってきました。
私達のプチ旅行でした。
スカシユリも綺麗ですね。此の紅の色が何とも言えず惹かれます。





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   古里の河原に咲きし撫子の小さな風に素直にゆれる

  夕餉どき太鼓の音に誘われて浮かれて見入る「東京音頭」

  かき氷・綿菓子・やきとり店並び家族で賑わう夏のまつりの


  久方の雨は降りしく撫子がいや初花に恋しきわが背
                             大伴家持
  野辺見れば撫子の花咲きにけり吾が待つ秋は近づくらしも
                          万葉集 作者不詳


今年は長雨が続きさっぱりしませんが、心配していた夏祭りも無事楽しく終わり町内の人々
もほっとしているようです。早くから櫓を組み私も愉しみにしていました。
最近は何かと事故の多く嫌な世の中になった感がありますので、時には浮かれて楽しむ事も
必要なのかと思いました。
撫子は夏の花として可憐で愛らしく好きです。少女の頃は河原で友だちと花を見ながら物思いに耽った事を懐かしく思い出します。

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  古里の梅の小枝にからまりて艶やかに咲く凌霄花

  猫好きな息子夫婦はボランティア十五匹保護愛しいと言う

  梅雨の夜一人静かに居たいときピーポーパーポー今日は三度目

 
  高々とのうぜんかずら咲きにけりただにあわれと観つつ籠らむ
                               北原白秋

もう7月早いものですね。梅雨も終わってもいいころと思いますが、こればかりは自然に勝て
ません。九州方面は大変と聞きました。心よりお見舞い申し上げます。
こちら、関東は今日は降ったり止んだりしています。
今、あちこちで凌霄花が綺麗に咲いています。花を見るとホットして癒されますね。
猫ちゃんは息子夫婦がボランティで飼っていますが、可愛いがっていますよ。預かったり、飼い主を探したり・・・・大変でしょうけど好きだから出来ると思います。社会に貢献する事はいい事だと思って見ています。
今週中は雨と聞きました。こうなると夏が待ち遠しいですね。暑いけど。私は夏は好きです。
身も心も開放された感じになりますね。

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