

もうそろそろ桃の節句ですね。お雛様も飾ってみました。これは以前娘に買ってあげたお雛様です。一応内裏様だけは毎年飾るようにしています。もう古いけど、やはり
いいなあと思います。この時期は梅が咲き終わって、桃が咲く頃です。春の訪れと
共に咲くので春の季語でもあるので桃の節句としたらしいです。
愛らしい女の子のお祭りにピッタリですね。
桃は 厄除け・魔除け・長寿のパワーがあるとか。2500年程前中国で栽培されましたが、日本には弥生時代以前に伝わった事が解ってゐるそうです。
桃がもつ不思議な力によって人が救われたと言う数多くの伝説からも、そのパワー
の強さが解ります。
白酒やノンアルコールの白酒を飲むのが一般的で江戸時代から始まった風習らしく、平安時代には「桃花酒」(花びらを浮かべて飲むお酒)が盛んに飲まれていました。
私の幼い頃は甘酒(家で作ったもの)を呑んだ記憶があります。
年に一度は女の子?として飾りたいものですね。
くれない
春の苑紅匂う桃の花下照る道に出で立つ少女(おとめ)
大伴家持
白桃や莟(つぼみ)うるめる枝の反り 芥川龍之介
ちらし寿司祝うひな祭り楽しかり遠き思い出甦り来る
春の夜の匂いうるわし桃の花一人の部屋も満ちて和みぬ
つぶやき
病院の待合室に雛人形 古き面輪のほほえみて見え
忘れ草摘めど消せない君の名をスマホの中にしまい置く日々
年毎に少なくなりぬ飲み友のワインをふふみてニニ・ロッソを聴く