短歌と日々の想い

自作の短歌と日々の想いを書いています。

2015年05月

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梔子の真っ白が陽に輝きさき初めました。厳かな感じのする白さです。
西洋では「ケープジャスミン」と呼ばれています。香りがジャスミンに似ているからです。元々一重咲きですが、現在では八重咲きが多く見られます。
アメリカではダンスパーティーに誘う時男性が女性に梔子を贈るそうです。
花期は6月~7月ですが今年は早いですね。11月頃赤黄色の果実をつけます。
花言葉 幸せを運ぶ・清潔・胸に秘めた愛・私は幸せ
 
夏の日はなつかしきかなこころよく梔子の花汗もちてちる    白秋
 
薄月夜花くちなしの匂いけり                 子規
 
梔子のとどまる色の白きにて香りほのかに君を待つ花
 
清らかな白き花もつ梔子の恋にこひする少女にも似て
 
真白なる梔子咲けり雨の日にしずく光りてポトリと落ちぬ
  つぶやき
朝の陽にひかり輝く椿の葉ふく風さへも夏の香のする
 
手作りの琥珀の梅酒すき通り冷やして愉しむ夏の食卓

イメージ 1イメージ 2紫の綺麗な蘭です。花は立体的で陰影に富み独特の美しさがあります。葉は縦にくっきりとすじが付いていて花の咲いていない時でも充分楽しめます。贈りものに人気の花です。
 
江戸時代から栽培されている丈夫さが受けて欧米でも人気が高い花です。
花期は4月~6月まで。
 
花言葉
変わらない愛・美しい姿・あなたを忘れない。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
紫蘭咲く女めくこそ哀れなりいにしへ人の心にも似て
 
むらさきの雅に見ゆる蘭の花土手の草叢むれなして咲く
   つぶやき
咲き急ぐ季の花疾き追ひつかず春の短く去りて初夏(はつなつ)
 
あげ雲雀雲ゐにかくれ鳴く声のかすかにかすか逝く春惜しみ

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綺麗なラナンキュラスです。
原種は5弁の黄色い花で、こんもり金色に輝き、その姿からバターカップと言う英語の別名もあります。
原産地は、西アジア、ヨーロッパ、地中海沿岸です。開花期4月~5月。
男性が女性に贈ると喜ばれる花らしいです。
種類豊富で、ボリュウムのある花です。最近は改良が進み、変化に富んだ品種、香りの良いのが多く出ています。
花言葉  とても魅力的・晴れやかな魅力・光沢を放つ。
 
贈る花二人の門出祝ふごとラナンキュラスよ輝きて咲く
いくひら
幾片も重なり合って抱きあってラナンキュラスは恋の咲く花
  私のつぶやき
をちこちの緑いろ濃く若芽だし郭公の鳴く初夏のゴルフ場
 
夕風や鉢に植ゑたるくれ竹のサラサラ鳴ゐて寂しさ誘ふ

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今回は趣を変えて身の廻りの花や名も知らない、初夏の花をまとめてみました。
五月晴れの暖かな日に散歩と洒落てみました。坂の多い街です。
ふと見たら、坂の上に花と木に囲まれた喫茶店を見つけました。
静かなお洒落なお店です。ケーキ・パン・全て手作りで、病みつきになりました。
近くですが住宅街の中で花や木に囲まれていますので気が付きませんでした。
そこで、本を読んだり、物思いにふけったり愉しみの一つになりました。
 
名も知らぬ花の多くに嬉しくて新しき発見きょうのよろこび
 
春の花競ふがごとく爛曼に日本列島かけめぐりをり
 
花の咲く石段のぼればカフェありて流れる曲の吾を憩へり
 
ここかしこ花のある街活き活きと皐月の空はあかねにそまり
 
曲ながれ聴きつつ呑みしコーヒーのほろ苦きあじ捨てた恋のごと
 
街を行きおちこちに咲く初夏の花名も知らぬままカメラに納め

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タナシツツジ           ツツジ
今、ちょうど躑躅が盛んに咲いています、見ごろでしょうか。躑躅は300程の種類があり総称して躑躅と言うらしいです。タナシツツジは火の様な燃える赤で、主な産地は、埼玉・神奈川・栃木県です。
躑躅は万葉の頃から親しまれ短歌にも多く詠まれています。
開花は4月~5月 花が連なって咲くところから(つづく)つつ、つつじになったそうです。
花言葉  節度・慎み 赤は恋の喜び 白は初恋
 
静けさをうらめづらしみ白つつじ古りたる庭に咲きつづく見る  窪田空穂
 
夏早く至れる山谷草叢にはげしく紅き躑躅の静まり       宮 柊二
 
春よ又言ひつつ別れくれなゐの空気清しくつつじ咲き初む
 
渡り来る風の音にぞ目覚めればピンクの躑躅花ひらきをり
 
静寂と闇の中にも華ありと臥したる君のつつじ咲く庭
 
赤々と燃ゆる火のごと咲く躑躅はやく癒えよと香り放てり
   私のつぶやき        とき
何となく話足りなゐ思ひあり時間の経つのも何時しか忘れ
 
独り居の夕餉は何時も似たやうな手抜き料理にそろそろ飽きぬ

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