短歌と日々の想い

自作の短歌と日々の想いを書いています。

2015年04月

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これは今を盛りと咲くハナミズキです。ご存じの様に1915年に当時の東京市長が、
日米親善の為ワシントンに桜を寄贈した返礼に、1916年にハナミズキを頂き普及しました。大変綺麗な花で今頃から5月にかけて咲く花です。天を仰ぎ見るように上を向いて咲き花弁は4枚ですが、中に雄しべと雌しべの実がありそれが花です。
花はピンクとか白ですが、秋には赤いサンゴのような実が出来1年を通して楽しめます。
花言葉 私の言葉を受けて下さい・公平にする・返礼・華やかな恋
 
ハナミズキ言えば 一青窈さんの歌を思い出します。
一青窈さんは平和の願いを込めて9,11の鎮魂歌として創られたのですが、恋歌と思う人が多いと聴きました。そこで私は恋歌として詠んでみました。
先ず、一青窈さんの歌の一部を
 
空を押し上げて
手を伸ばす君 五月のこと
どうか来てほしい 水際まできてほしい
つぼみを上げよう 庭のハナミズキ
うす紅色の可愛い君のね  「抜粋」
君と好きな人百年つづきますように  4番まであります。
 
春の空見上げて咲きしハナミズキ恋の花にてピンク色濃く
 
唇を寄せ合ふごとくハナミズキ花びら四つ中の実つつみ
 
雨降りて散りてなほ咲くハナミズキ淡き香りに君の恋しく
 
春うらら若葉芽を出しハナミズキ風にゆらゆら蝶の舞ふごと
   私のつぶやき
しんしんと更けゆく夜の寂しくて窓から見ゆる向家の灯り
 
君からのつつじ咲いたよ綺麗だよ声音を聴いて元気と分かり

イメージ 1イメージ 2綺麗ですね。
今を盛りと咲き誇っています。
 
今は改良された名前も知らない花が多くありますが、何故かこの花はオーソドックスな感じで
 
魅かれます。元々オランダが有名ですが日本でも、新潟・富山の県花になっています。原産地は地中海東部・中央アジア。
日本に渡来したのは江戸時代後期ですが、普及せず、大正時代に栽培されるようになりました。ユリ科です。
花言葉  愛の宣告・魅惑 色によって違いますが・・・・・
 
合掌のかたちの赤いチューリップ今日の私をやさしくしてくれます
        
        
       くれない                   鳥海昭子
チューリップ紅一輪びんに挿し喜怒哀楽も花と語らふ
 
房総の花の畑にチューリップ咲くと思へば海風わたる
            ひと
チューリップ花束抱へ行く男性の黒きスーツに白のネクタイ
や                          あざ
病みて臥す君に映りしチューリップくれない鮮し優しげに咲く
   私のつぶやき
すれ違ひ友と吾との隙間風もとに戻れぬ散る花のごと
 
やまい持つ君の言の葉胸を突きオイ俺の骨拾ってくれよな

イメージ 1とても愛らしい花です。花期は3月~4月。
桜より早く咲きそうですが、桜より遅いか同時期に咲きます。原産地は日本らしいです、定かではありません。
柳の様な枝に雪が積もって垂れさがって白く見える事から雪柳と言うそうです。別名は漢字で小米花と書き、白い小花を米粒に見たてたものです。
 
花言葉 静かな思い・愛らしさ・懸命・気まま
 
 
 
肩にふれユキヤナギの花散るものをやよいの空のやわらかにあり 鳥海昭子
 
雪柳その殊勝さで今日生きむ   雅舟
 
植え込みの中に見つけし雪柳いとしきいのち春風にゆれ
 
雪柳かぜに吹かれてゆらゆらと少女(おとめ)の恋の心にも似て
 
悲しみよこんにちわとも言ひたげに頭たれたる雪柳かな
 
小雨ふる夕暮れ早くせまりくる雪柳さく余寒の春に
   私のつぶやき
玄関の傘立て見れば数ありて家族多しと皆思ふらし
        うまゐ
うたた寝のふっと熟寝になりしとき目覚めて思ふ今日は何にち
 
 

イメージ 117世紀頃、中国から渡来した花ですが、これは鉢植えですが、大木になり、黄色の鮮やかな森のようにこんもり咲きます。果実はルチンが含まれて、漢方薬に使用され、強い抗菌作用があると言われています。
詩人、高村光太郎はれんぎょうをこよなく愛し、
光太郎の命日4月2日を「れんぎょう忌」とも言うそうです。
花期 4月~5月
 
花言葉 希望
 
れんぎょうや束ねられたる庭の隅     正岡子規
 
ゆきすぎてなをれんぎょうの花明り    中村汀女
 
れんぎょうの花咲く頃は暖かく黄に染まる中蝶が舞ひ舞ふ
 
花咲けば心も軽く憂ひなく春も盛りとつひ唄うたひ
 
足を止めあら綺麗ねと声に出し立ち去る人の見るも嬉しき
                   あか
夕暮れの迫りて来ればもの悲しれんぎょう明し灯となり
   私のつぶやき
転ぶなよ君の言の葉背なに聞き登る石段はやつまづきぬ
 
仲良しの吾より貧し友のあり笑顔たやさず幸せに見ゆ
 
 

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